【書評】異端のススメ、林修×小池百合子が見る日本の未来

  • 2019年8月11日
  • 2020年4月28日
  • Books

今回は林修&小池百合子著、異端のススメの書評・感想を書いていきます。

 

 

異端のススメ 目次と概要

 

異端のススメの目次は以下の通りです。

 

はじめに

第1章 異端児時代

第2章 社会でも異端

第3章 異端がブレーク

第4章 異端から見るネット社会

第5章 異端たれ日本人

第6章 「女性=異端」では困る時代

第7章 異端児を生み出す教育論

第8章 異端な改革論

第9章 異端のススメ

『人と違う一歩を踏み出す小さな勇気』

『改めて「異端」について考える』

林修の歩み

小池百合子の歩み

おわりに

 

宝島社から対談の企画が持ち込まれた林修氏。

そんな林先生が対談相手として選んだのが「政治家」かつ「女性」という林先生の求める条件を満たす人物、小池百合子さんでした。

この2人の目には今、日本のネット社会、女性問題、教育、政治がどのように写っているのか。

必見です。

 

異端のススメ、読み書きよりもコミュニケーション

 

今の英語教育は明治維新の名残ですよね。向こうの本をちゃんと訳せることが一番大事だった時期がありましたから。(林氏)

 

教育についての議論の中であげられていたのが、この英語教育についてのお話です。

昔と今では英語の使われかたが違うにも関わらず、教え方だけはずっと変わらないまま。

この状況が日本の英語力のハンディを作り出してしまっているのだそう。

せっかく小学生の頃から英語を学び続けているのであれば、日常会話くらいはできるようになりたいですよね。

 

また、人口減×ゆとり教育×デフレで国力が低下してしまった今、「日本人」自体にブランド力がなくなってきてしまったと言います。

 

日本人だからというだけで、この日本でぬくぬくと暮らせるかといったら、なかなか難しいと正直思いますね。(小池氏)

 

そうした中で、海外からの優秀な人材、グローバル社会とどのように向き合っていくのかが課題としてあげられています。

 

異端のススメ、女性の社会進出が少子化を食い止める

 

女性の収入が確保されているほうが、結婚したり、2人目の子どもを産もうとします。

少子化の原因は、女性の力を活用しないことにあると言ってもいい。(小池氏)

 

出産を考えるとなると大きな障壁となるのが「経済的な不安があること」ですよね。

この不安をなくすためにも共働きで収入を増やすべきだというわけです。

ただ実際は、女性が産休を終えた後、戻ってくる場所がないことも多く、スキルがあっても活躍の場がないということがほとんどなのだそうです。

そして、そうした中打ち出された政策について小池氏は「戦略的な間違いだ」と批判しています。

 

育児休業3年という政策が打ち出されましたが、現実的ではないですよね。企業はかえって女性を雇用しなくなります。(小池氏)

 

企業はこの政策によって初めから休業の可能性が高い女性を雇用しなくなり、逆効果だというわけです。

そこでお2人が提案されていたのが働き方の意識改革です。

具体的には在宅時間でも勤務できるような環境を整えていくというものです。

 

僕が勝手に名前をつけたのですが、「在宅勤務法」みたいなのを作って、家に男を帰してしまえば、奥さんといる時間も増えます。(林氏)

 

在宅勤務法。

面白そうですね。

 

異端のススメ、「“やれること”は何か?」

 

林先生は本書の中で、過去の大きな失敗から学んだという考え方を紹介されています。

 

僕はいつも「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」と、ものごとを3つに分けます。(林氏)

 

これら3つを簡単にまとめると次のようになります。

 

・「やりたいこと」・・・お金を払うもの。趣味。

・「やるべきこと」・・・好き、嫌いは言っていられないもの。

・「やれること」・・・お金を払う人に対して責任を果たす感覚。仕事。

 

「やりたいこと」を趣味で楽しんで、「やれること」を仕事にしてお金を稼ぐ。

そして全体の関係の中で「やるべきこと」を見つける。

これが社会で勝ち残っていける秘訣なんですね。

 

若いときにカッコいいからと手を出したいくつもの仕事を、「やりたい」からと続けていたら、今、どうなっていたか。(林氏)

 

自分の「やりたいこと」だけをやっていても、それが「やれること」でないならダメだというわけです。

 

異端のススメを読んだ感想

 

最初に手に取った時には「少し難しい本なのかな」と思ったのですが、実際に読んでみると分量もそれほどなく読みやすかったです。

また中身も想像以上にラフ(?)な感じだったので驚きました。

林先生と小池都知事の学生時代のこともよくわかる内容になっていたので、学生のぼくにとっても面白かったです。

 

日本が今直面する問題の解決策はどこから見出せるのか。

これから日本はどうなっていくのか。

そしてお2人のいう“異端児”とはなんなのか。

これらすべての答えがわかりやすく短くまとめられた良書でした。

 

異端のススメ まとめ

 

本の表紙にもある通り、学生も社会人も必読の1冊です。

まだ読んだことがないという方は、手に取ってみてください!

 

 

また、林先生は他にもいくつか本を出版されているのでそちらも合わせてどうぞ。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!