【書評】労働2.0 やりたいことして食べていく、中田敦彦最新本

  • 2019年9月15日
  • 2020年4月28日
  • Books

今回は中田敦彦著、労働2.0の書評を書いていきます。

労働2.0 目次

 

今回ご紹介する労働2.0の目次は以下の通りです。

 

はじめに

第1章 やらされ仕事で、一生を終えるな!

第2章 「やりたい至上主義」「コンテンツ至上主義」にとらわれるな!

第3章 「やりたい人×できる人」が奇跡を起こす!

第4章 プロ崇拝などナンセンスだ!

第5章 時代を読み、利益を生み出せ!

おわりに

 

全章を通して「自分の本当にやりたいことをやるにはどうすればいいか」ということが一貫して書かれていました。

 

労働2.0の内容

 

ここからは労働2.0で特に気になる内容に触れていきます。

 

「てっぺん」よりも自分のいるべき場所に向かうべき

 

「人生は成功しなくてはいけない」なんて、単なる思い込みです。他の人よりいい学校、いい仕事、いい地位、いい経済状況を目指す必要はないのです。

 

受験や就職活動をしていると、自然と周りと自分を比較してしまう“癖”のようなものがついてしまいます。

 

まさ
あの人は〇〇できるからすごいよな…

 

そして自分もそうなりたいと思い、いつの間にかそうなるべきとまで考えてしまうことがあるんですよね。

 

「上に行こう」とするのは、全員がオリンピック選手になって金メダルを取ろうとするようなもの。それを達成できた人以外全員不満足だなんて、かなり変な社会だと思いませんか?

 

中田さんは芸能界で熾烈な争いの中、たくさん成功する人、失敗する人を見てきたのだと思います。

そんな中田さんの「自分のいるべき場所を見つければいい」という言葉には、ものすごく励まされませんか?

この考え方こそが、自分の本当にやりたいことを見つける方法に一番近いのかもしれませんね。

 

「お金」と「やりがい」は両方選んでもいい

 

日本人は、「お金儲けをする人」に対して悪い印象を抱きがちなのに対して「お金を度外視して仕事に打ち込む人」には不思議と尊いイメージを抱きます。

 

このお金に関する日本人のイメージについての議論は、最近、どの本を読んでいてもよく見かける気がします。

みんなお金は必要なものだということがわかっているのに、お金を素直に喜んで受け取ることができないという世間に対して少し疑問を感じるんですよね。

 

お姉さん
結局お金目当てなのね!

 

と他者を批判する一方で

 

お姉さん
お金がなくて大変…

 

と自分の経済状況をうまくコントロールできない人をよく見かけます。

人がお金をもらうと自分はもらえなくなると思っているのか、はたまたうらやましいという感情からくるただの嫉妬なのか。

ただ、この日本の文化や価値観をを改善するだけで、日本の労働環境がもっといい方向に進むような気がするのはぼくだけでしょうか。

 

やりがい至上主義の人は、立派な仕事をしていれば自尊心を満たせると思いがちです。しかしその職業が立派かどうかは、あまり当てにはなりません。

 

少し残酷なような気もしますが、これが事実です。

 

「やりがい」という言葉は、人にやる気を持たせる一方で、人を疲弊させる危険な言葉でもあります。

自分が労働した対価をきちんと受け取れているのかどうかを確認することが、自分の身を守るためには必要なことなのだと思います。

 

お金をもらえたら、その時点で「プロ」

 

プロだって失敗します。ベテランの芸人でもスベることはあります。これができればプロ、できなければ素人、なんて区切りは本来ないのです。

 

中田さんがこの章で強調されているのが「とにかくどんどん挑戦してみる」ということです。

プロと素人の境界線をあえて自分の中で無くして、思い立ったらすぐに行動してみる。

その意識を持つことが大切なのだといいます。

 

素人状態で業界に飛び込んで、ときに失敗を買いながらめげずにアウトプットする。すると、スキルはどんどんアップデートされます。

 

もちろん状況にもよるとは思いますが、自分の成長できる環境にどんどん飛び込んでみる。

そうすることで、成長速度をグンと上げることができるというわけです。

当たり前のことのようにも思えますが、いざやろうとするとこれがなかなか難しいんですよね…。

ただ、「プロでも失敗するんだ」と思って行動してみると、少し気が楽になるのかもしれません。

 

バカにされることさえ恐れなければ、その先に飛躍が待っています。

 

労働2.0の書評

 

中田さんの考える“間違った世間の常識”を知るたびに

 

まさ
そんな考え方もできるのか

 

と、自分の考え方の幅が広がる感覚を覚えました。

 

それまで当然のこととして受け入れられていたことに対して、独自の視点から改善案が生み出されいたので素直に勉強になりました。

働き方、稼ぎ方について改めて考えさせられる1冊でした。

 

また、話題となった「いい夫やめます宣言」について。

そしてアパレルブランドの名前を「幸福洗脳」にした理由まで。

ここ数年間で中田さんの考えがどのように変化し、現在に至ったのか。

全て本書の中で“種明かし”がされていたので、テレビっ子のぼくにとってとても興味を惹かれる著書でした。

 

労働2.0の評判と読者の感想

 

労働2.0は芸能人の中田さんが書かれた本だということもあり、世間でも評判になっています。

 

 

中田さん自身の経験をもとに語られているため、言葉一つ一つに熱量を感じられるんですね。

 

労働2.0 まとめ

 

就職をする前に一度読んでおけてよかったです。

これからの“労働”を考えるきっかけとなる1冊です。