
ここ数年で一気に注目を浴びるようになった電子書籍。
ただ、なぜわざわざ本ではなくて電子書籍を買う必要があるのか。
発売当初から疑問に思う方も多かったのではないでしょうか。
そこで今回はそんな疑問にお答えします。
およそ1年間実際に電子書籍を使用したぼくが「電子書籍が必要だと考える理由」について書いていこうと思います。
もしKindleなどの電子書籍を購入しようか迷っているという方がいれば、本記事を参考にしていただけると幸いです。
この記事は次のような方に読んでもらいたい記事です。
・Kindleの購入を検討している方
・Kindleを紹介したい人が身近にいるけど、魅力をうまく整理できない方
・Kindleの特徴を知っておきたい方
そもそもの電子書籍のイメージって?
同級生と話をしていてわかったことですが、電子書籍を使わない理由として多いのが

という、視力の低下を気にするものです。
おそらく、スマートフォンやタブレットを長時間見続けるイメージなのだと思います。
ただ、ここで知っておいてほしいのですが、Kindleに限って言うと、ブルーライトはほとんど出ません。
どういうことか、これには明確な理由があります。
Kindleはフロントライト方式というものを採用しています。

Amazonの公式サイトによると、このフロントライト式は通常のスマートデバイスと逆方向に光が発せられているとのことです。
目に優しいフロントライト搭載で、スマートフォンやタブレットのバックライトのように目に向けて光を当てるのではなく、ディスプレイの表面を照らすので、目が疲れにくく快適。
つまりこのフロントライト式は、通常スマホやタブレットから発せられているようなブルーライトをほとんど発しません。
また、そうした構造であることから、スマホやタブレットに比べて充電も長持ちするんですよね。
もはや普通のスマートデバイスとは違う種類のものだと考えて良いと思います。
読書にKindleが欠かせない理由
ここからは、単行本ではなくKindleで本を読むメリットをご紹介していきます。
理由①:物理的にかさばらない
Kindleを使用してよかったと思う一番の理由が、この物理的な負担が減るという点です。
大きな本棚を置く十分なスペースがある家であれば問題ないのですが、それでも本をたくさん買っていくと部屋の面積は自然と狭くなってきてしまいます。
ただしKindleで電子書籍を購入すれば、どれだけ本を買ってもかかる面積はタブレット1つ分。
これってすごいことですよね。
また、Kindleの端末はスタイリッシュでスマートな見た目に加えて、持ち運ぶ際にも便利です。
外出先でゆっくりと読書を楽しむにはKindleが最適だと思います。
理由②:明るさ、文字の大きさの調節が可能
Kindleは電子書籍であるため、端末上での操作が可能です。
画面の明るさや文字の大きさ、さらには機内モードのオン・オフ、言語の選択までできます。
普通の単行本ではできない細かい操作をすることで自分にとって快適な状態で読書ができるんですよね。
また先ほど少しご紹介したとおり、Kindleはフロントライトを搭載しているので、目に負担がかかりません。
さらに、直射日光を浴びる場所や光のない場所でも光の強さを調節して読むことができるので場所を選びません。
これも端末の書籍ならではのメリットですね。
理由③:その場で購入や検索が可能
Kindleを使っていて便利だなと思うのは、気になった本をその場で購入できるという点です。
自宅でも外出先でも、読みたいと思った時にすぐに購入できるため、わざわざ本屋さんに行く必要がないんです。
自宅から一歩も出ずに、そして配送を待つようなこともせずに書籍が購入できるという、これぞ画期的システム。

そして、わからない単語や文章は端末上でタップするとその言葉の意味が詳しく表示されます。
つまり、わざわざスマホで調べ直したり、わからないまま飛ばして読んだりすることがなくなるんですね。
それまで知らなかった単語の意味をその場でしっかりと把握しながら読み進められるため、本の理解もより深まるということです。
理由④:スマホとデータを共有できる
Kindleで購入した書籍は、スマホでも読むことができます。
スマホでKindleのアプリをダウンロードしてAmazonのアカウントを同期すれば、自動的にアプリが書籍を読み込んでくれます。

こんな風に、仮に外出先にKindleを持って行き忘れたとしてもスマホさえ持っていれば読書ができるというわけです。

ただ、スマホのアプリ内に表示される書籍を読むためには、改めてスマホ内で書籍のデータをダウンロードする必要があります。(もちろん一度購入していれば無料です。)
そのため、スマホの容量があまり大きくないという方は、容量に注意しながらダウンロードしてください。
理由⑤:(端末によっては)お風呂でも読める
Kindleは(端末の種類にもよりますが)防水機能が搭載されています。
そのため、お風呂でゆっくりと読書を楽しみたいという方でも安心して使用することができます。

単行本をお風呂場に持っていくと、すぐに紙が濡れてふやけてしまう。
そんなこれまでの悩みを根本的に解決してくれる端末になっています。
理由⑥:1冊あたりのコスパが格段に良くなる
Amazonで販売されているKindleの書籍と単行本では、そもそもの価格設定が異なります。
Kindle版だとほとんどの書籍が単行本よりも安く買うことができるんです。

また、Kindle Unlimited というKindle独自のサービスを使えば、小説やビジネス書だけでなく雑誌やコミックまで読み放題になります。
そうしたオンラインツールならではのサービスを使えるというのもKindleの特徴の一つです。
Kindleを買う際の注意点
次はKindleを買う際の注意点について順番にあげていきます。
注意点①:初期費用がかかる
まずはこちら、初期費用です。
Kindleのデバイス自体の価格が一番安いモデルのもので約9,000円。
一番高いものでおよそ30,000円ほどします。

そうした意見もあると思いますが、これは本を買うことで徐々に回収できます。
先ほどご紹介した通り単行本とKindleでは価格差があるため、Kindle本の購入を進めていくうちにもとが取れると思います。
その他の機能も合わせて考えると、そこまで高い金額設定ではありません。

注意点②:単行本での発売しかない本もまだまだ
次は、Kindleで扱っていない書籍がまだまだ多く存在しているということです。
よく本屋さんに入ってすぐのところに置かれているような話題の本やベストセラーは電子書籍化されていることがほとんどです。
ただ、一方で中身が専門的な著書や発売年が古い本となるとKindleで発売されていないことも多々あります。
状況に応じて、Kindleと単行本をうまく使い分けて読書をする必要があります。
注意点③:あくまでデータ上の書籍である
最後は、Kindle内の本はあくまで「データ」であるという点です。
例えば、

とAmazonのアカウントで予期しないエラーが起きた場合、本を読むことができなくなってしまいます。
また、端末が故障した際にも修理が必要です。
ただ、Kindle用の事故保証のプランもありますし、アカウントもメールアドレスを使ってパスワードを再設定するなどして解決策はあります。
唯一データであることで発生するデメリットは、本の仕様が「データ」であることから単行本と違って読み終えた本を売ることができないことです。
これはKindleの仕様上、どうしようもないかもしれませんね。
Kindleを買うべき理由 結論
ここまでKindleを使うべき理由と注意点についてまとめました。
最終的な結論としては「単行本とKindleの併用」を強くおすすめします。
ちなみにぼくの場合以下のように使い分けています。
単行本でしか発売されていない本
→ 単行本
普段出かけた際に持ち歩く本
→ Kindle
用途に合わせた使い分けをすることによって、よりストレスフリーの快適な読書を楽しむことができるようになりました。
みなさんも試してみてはいかかでしょうか。