想像してみてください。

こんなことを突然お医者さんに言われたとします。
その時、みなさんはどんなことを思いますか?
どんなことを後悔しますか?
この「人生最後の日」の自分を本気で考えるとこれからの人生が大きく変化してきます。
そこで今回は人生について考えるきっかけを与えてくれるひすいこたろうさんの本、「あした死ぬかもよ」の書評を書いていこうと思います。
あした死ぬかもよ? 目次
今回ご紹介するあした死ぬかもよ?の目次は以下の通りです。
人生を終える日、どんな気持ちになっていたら最高ですか?
しつもん0 人生最後の日、なにに泣きたいほど後悔するだろう
第1章 後悔なく生きる
第2章 ドリーム(夢)を生きる
第3章 ミッション(志)を生きる
第4章 ハートの声(本心)で生きる
ラストメッセージ
あとがき
本書では、第1章〜第4章に合わせて27の「しつもん」が掲載されています。
あした死ぬかもよ?の27の質問
ここで、本書に出てくる27この「しつもん」をまとめます。
ドキッとする「しつもん」はありましたか?
あした死ぬかもよ?の内容
ここからは「あした死ぬかもよ?」の内容を少しだけご紹介します。
内容①:しつもん0「人生最後の日、なにに泣きたいほど後悔するだろう?」
はい。あなたはたったいま死にました。
この本は自分が死んだときのことを想像するところから始まります。
今までなんとなく考えてみたときとは違い、できるだけ具体的に、そして忠実に再現します。
ほんとに死んだつもりで、これから5分間、身動きひとつせず目を閉じて、死を感じてください。
そこで一つの質問が投げかけられます。
やり残したことはないですか?悔しくはないですか?
みなさんはどうですか?
本気で悔しいと思えることが見つかったでしょうか?
こういった形で、自分の人生の終わりを忠実に再現することで「自分の本当にやりたかったこと」が見つかるんですね。

内容②:しつもん7「いま抱えている悩みは、たとえ人生最後の日であっても、深刻ですか?」
「なんでも思い切ってやってみろよ。どっちに転んだって、人間、野辺の石ころと一緒。最後は骨となって人生終えるのだから。だから思い切ってやってみろよ」
これは坂本龍馬が生前に残した言葉なのだそうです。
早いうちに両親を亡くし、絶体絶命のピンチでは歌を歌っていた(作戦のうちの1つなのだそうです)という龍馬。
たくさん辛い経験をし、辛い思いをしたからこそ、本当の人生の楽しみ方をわかっているんですね。
そんな坂本龍馬は今でも多くの人にその活躍が認められる存在になっています。
大丈夫。人生最後の日から見たら、すべての悩みは、懐かしい思い出になりますから。つまり、あなたは、いま、「懐かしい思い出」に悩んでいるわけです。

内容③:しつもん25「なにもかも大丈夫だとしたら、ほんとは、どうしたい?」
「願い」には2つある。心の奥底で感じる「ほんとの願い」(心の声)と、周りに影響されて、表面的なところから出てくる「浅い願い」(頭の声)。浅い願いは、がんばったつもりでもなかなか結果が出ません。なぜならホンキになれないからです。

この文章を読むと、そんなことを思う人もいるかもしれません。
では、なぜほんとにやりたいことをやらないのでしょうか。
それがいま、ほんとにできないことなのでしょうか。

思い返せば大学受験でも同じようなことを感じたことがあります。
「大学にいった方が良さそうだから勉強してる人」と「大学に行きたくて行きたくて勉強してる人」。
同じ「大学に行く」という目的を持っていても、伸び方が驚くほど違っていたことを覚えています。
せっかくの1度きりの人生。自分のやりたいことに使ってみませんか?
深呼吸を3回して、胸に手を当てて、ハートを感じて、こう聞いてみてください。
「なにもかも大丈夫だとしたら、ほんとはどうしたい?」
あした死ぬかもよ?を書評
本書を読んでいる間は、これまでにないほど、自分の「生」と「死」と向き合う時間になりました。
自己分析や人生設計をこれまで何度かやったことがありますが、この本ではそれよりももっと核の部分について考えさせられたように感じます。
また、ところどころ、有名人や偉人の発言や行動を切り取ってその人の「考え方」も同時に学べたのでおもしろかったです。
20歳という1つ節目の年を迎えて、これから社会に出て行く前に自分の人生を考えるためにも読んでおいてよかったです。
あした死ぬかもよ?の評判と読者の感想
「あした死ぬかもよ?」は日本中のたくさんの人に影響を与えています。
ひすいこたろう『あした死ぬかもよ?』
ある人におすすめされて読んだ本。間違いなく私の人生に大きな影響を与えてくれたと思う。就活もありいろんな辛いこともあり、読んでいて涙が止まらなかった。明日死ぬとしてもいつもと同じ生活をするって言えるくらい充実した毎日を過ごしたい。 pic.twitter.com/rLCnuPSnM1
— みやたゆりこ@読書 (@book_bookstore_) April 25, 2018
ひすいこうたろう『あした死ぬかもよ?』読了。明日死んでもいいように、やりたい事を後悔なくやろうよ。って本なんだけど、感想が難しいな。何か特別な事をしないといけない気になってしまう。今のままではいけない気になってしまう。 pic.twitter.com/F8s1UHzRMm
— うさうさ (@usausa5) November 20, 2017
『明日死ぬかもよ』は「死」を具体的に想像することで、今を強く生きようと思える本。
今日飲むお茶が最後なら?
余命が半年なら?
あした死ぬとしたら?具体的な質問で自分が本当に大切にしていることがわかる。
2歳の息子に将来、是非読んでほしい一冊です。 pic.twitter.com/EohdY1gc5K— 小売オタク (@massa_Blog) May 20, 2019
普段なかなか自分と向き合うきっかけがないという方には、そうした時間を作るといった意味でもおすすめしたい本です。
あした死ぬかもよ? まとめ
誰しも自分の人生について思い悩むことはあると思います。


そうした悩みを抱えている人の力強い味方になってくれる本でした。