「仕事は楽しいかね?」は読み手の人生を一瞬で変えてしまう名著だった件

  • 2020年1月3日
  • 2020年5月4日
  • Books
サラリーマン
なんでこんなにうまくいかないんだろう

 

努力を続けて真面目にがんばっているのに、自分だけなかなか結果が出ない。

 

みなさんはそんな経験、ありませんか?

 

そこで今回、仕事について悩みを抱える方におすすめしたいのがこちらの本。

 

 

仕事でうまくいくために必要な考え方から実際の行動に移すまで、全てが詰まった一冊です。

 

この記事は次のような方に読んでいただきたい記事です。

 

・仕事で行き詰まっている人

・自分の今やっていることに自信が持てない人

・就職に不安を抱える大学生

 

「仕事は楽しいかね?」の目次

 

今回ご紹介する「仕事は楽しいかね?」の目次です。

 

第1章 仕事は楽しいかね?

第2章 人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが(何度も)繰り返されていくのだよ。

第3章 試してみることに失敗はない。

第4章 明日は今日と違う自分になる、だよ。

第5章 これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」というのがね。

第6章 必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。

第7章 目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの問題が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということなんだよ。

第8章 きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落していたんだ。

第9章 あの実験で学ぶべきことはね、「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること」なんだよ。

第10章 それはね、「あるべき状態より、良くあること」なんだ。

第11章 もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?

第12章 覚えておいてくれ。「試すことは簡単だが、変えるのは難しい」ということを。

第13章 新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。

第14章 きみが「試すこと」に喜びを見い出してくれるといいな。

 

それぞれの章で筆者が最も伝えたかったメッセージがタイトルに引用されています。

 

「仕事は楽しいかね?」のあらすじ

 

ここからは本書「仕事は楽しいかね?」のあらすじを簡単にご紹介していきます。

 

物語の主人公は、一向に出世ができず退屈と不安を抱える35歳のサラリーマンの“私”。

 

本文はそんな“私”が季節外れの雪の影響でオヘア空港に閉じ込められたところからはじまります。

 

そこで“私”は子供達とカートで遊ぶ、一人の老人を見ます。

 

老人は恰幅が良く、格子縞のズボンにポロシャツとループタイといった格好をし、年齢は70歳前後。

 

そして、一通り子供達と遊び終えると、その老人は“私”の元へ向かい次のように話します。

 

「やあ、やあ、こんにちは」

 

そしてそこから老人は“私”にいくつかジョークを披露し、“私”に家族、住む街、仕事のことについて根掘り葉掘り聞くと最後に次のような質問をします。

 

「仕事は楽しいかね?」

 

老人は再び子どもたちに引っ張られ、“私”の元を去ります。

 

そこで近くにいた若い女性の言葉で老人の正体に気づきます。

 

老人の正体は発明家・起業家として巨万の富を築いた男、マックス・エルモアだったのです。

 

そして貴重な機会を失ったと思い後悔する“私”。

 

そこに、なんとマックス・エルモアは戻ってきます。

 

ここから、マックス・エルモアによる“私”への一晩限りの特別講義は始まっていきます。

 

「仕事は楽しいかね?」の名言

名言①:「僕がいままでに掲げた目標が一つだけある。“明日は今日と違う自分になる”だよ。」

 

本書の中でマックスは仕事で目標を立てることに警鐘を鳴らしています。

 

「アメリカの至るところで、人々は精神分析医のところへ詰めかけ、こうぼやいている『<ずっとしたいと思っていた>仕事をしているのに、なぜか<やっぱり幸せじゃない>んです』そういう人は、計画を立てることに依存しすぎてる。」

 

男子
計画を立てることって大事なんじゃないの?

 

普通は将来の目標を立てて、それに向けた計画を練るのが一般的ですよね?

 

ただ、例としてマックスは今世界で活躍する人たちが昔の夢に固執していた場合にどのような人生を歩んでいたのかあげています。

 

ロッド・サーロング(脚本家・TVプロデューサー) 体育の指導員
ラッシュ・リンボー(ラジオ番組の人気DJ) ベースボール・チームの広報係
チャック・デイリー(NBA選手) 学校の理事 or CIAの官僚

(「仕事は楽しいかね?」より引用)

 

驚きますよね。

 

今プロフェッショナルとして活躍する人が必ずしもそうなることを古くから志していたかというとそうでもないんですね。

 

「たいていの人は、マンネリ化した生活から抜け出すための目標を設定する。だけど、いいかい、今日の目標は明日のマンネリなんだよ」

 

まさ
そうなのか

 

ここに気づける人はそう多くないのかもしれません。

 

マックスは人生はそれほど思い通りにならないということを受け入れることが大切だと言います。

 

「僕がいままで掲げた目標が一つだけある。聞きたいかね?」“明日は今日と違う自分になる”だよ。

 

名言②:「それはね、“あるべき状態より、よくある状態”なんだ。」

 

マックスは、ある時映画館で、ウォルト・ディズニーが当時の技術では困難とされた「井戸の水面のゆれ」にこだわっていることを発見したと言います。

 

そしてその時に次のことに気づいたのだそうです。

 

「本当の達成というのは、あるべき状態より良くあることなんだ。ただ良いだけじゃなく、眼を見張るようなものであること、マジックだね」

 

そして、マックスは空港で眠る人々を指差し、次のように語ります。

 

「この人たちはみんな、平均より上でありたいと思っている。そして実際に平均より上だ。みんなトップクラスの営業マンであり、エンジニアであり、会計検査官なんだから。問題は、平均より上の人があまりに多くて、みんな普通になってしまっているってこと」

 

そしてこれらの出来事は、日本人の“戦略”が招いた結果だと指摘しています。

 

「ライバル会社の欠陥品は千個につき十だから、うちは五に抑えよう。(中略)それでうまくいっていた。自動車産業では成功してたね。欠陥車の数がゼロに近づき、アメリカ人が追いつくまでは。」

 

つまり、ここでマックスの伝えたいことは日本人の努力の方向性についてです。

 

こだわるポイントを間違ってしまっては、いつまでたってもみんなが幸せだと感じることはできなくなってしまうんですね。

 

「この空港にいる大方の人は、そんな風に生きている。命を削るような恐ろしい競争をして、だれが一番多く働いたか見極めようとしているんだ。(中略)この競争でだれが勝利を収めるのか?だれも。これは全員が負けるゲームなんだ。」

 

まさ
おそろしい…

 

名言③:「もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?」

 

本書の中で、これまでにアイデアからモノが生まれた事例として以下の3つが挙げられています。

 

『コカ・コーラ』
ジョン・ペンバートンが薬屋で店の奥の部屋で店員の2人が頭痛薬を水で割って飲んでいた。「ソーダ水を入れてシューッと泡を出したら、もっといい味になるのかも」と考え、ジョンは、ソーダ水を加え、コカコーラという名前をつけて店で売ることにした。

 

『リーバイス』
行商人として働いていたリーバイ・ストライスはカリフォルニアの“金”の話を聞き、快速帆船に乗った。その途中、鉱夫に必需品を売ろうとしたがテント用の汚い帆布だけは売れなかった。そこでズボンが品薄となっていることに気づき、仕立て屋に汚い帆布でオーバーオールを作らせた。このオーバーオールのあまりの人気に金の採掘に行けなくなったが、結果として異なる“金”を採掘することとなった。

 

『CPR(心肺蘇生)』
病院にあちこちに痛みを訴える男が現れた。検査に協力しようとしないこの男にクーパーは精神安定剤を注入することを決めた。しかし、揉み合ううちに一気に注入してしまい男はベットに倒れてしまった。クーパーは絶望と怒りで胸を殴った。その途端、死んだはずの男が咳をし、もう一度男の胸を殴ると今度は心臓が規則正しいリズムを刻み始めた。

 

これらをマックスは彼らへの“宇宙からの贈り物”としています。

 

そして、このことを踏まえた上でマックスは“私”に対して次のような質問をします。

 

もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?

 

これは「もし仮に彼らと同じ状況に出くわした時に、君は同じ行動を取れるか?」というマックスからの問いかけなのです。

 

なかなか難しいですよね。

 

そこでマックスはこの「アイデアを逃さないようにする方法」について次のことを提案しています。

 

「結論は『何もするな、そうすれば素晴らしいアイデアがやってくるだろう』じゃない。『<あらゆること>をしろ、素晴らしいアイデアはどこからやってくるのかわからないのだから』ですね」

 

アイデアを掴み取れるかどうかは、その人の準備の仕方・待ち方次第だというわけですね。

 

「仕事は楽しいかね?」の書評

 

書評①:問題の本質を考えさせられる良書

 

成功したいと考える日本人が成功できない理由はどこにあるのか。

サラリーマンの“私”の働き方・考え方のどこが間違っているのか。

成功する人はなぜ成功する(した)のかなど。

仕事・人生に関していま労働者が抱える悩みを問題の本質にまで遡ることで教えてくれる良書でした。

 

書評②:本の構成・内容について

 

本書は、終始サラリーマンである“私”と老人マックス・エルモアの対話形式で進んでいきます。

そのため一般のビジネス書に比べて内容を追っていくことに苦労しませんでした。

また具体例も多く交えながらの解説だったので親しみやすかったです。一方で内容はかなり充実したものになっているので、読む価値は大いにあると思います。

 

「仕事は楽しいかね?」の読者の感想と評判

 

ここからは「仕事は楽しいかね?」の読者の感想を見ていきたいと思います。

 

 

「仕事は楽しいかね?」のネット上での評判はかなり良いです。

 

これまでになかった考え方を読者に提供してくれる、価値のある一冊だと言えます。

 

無料で「仕事は楽しいかね?」を聴こう!

 

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まだ読んでいないという方はこの機会にぜひ読んでみてください!

 

「仕事は楽しいかね?」の続編も合わせて紹介

仕事は楽しいかね?2

 

仕事は楽しいかね2では「上司」「部下」の関係性について詳しく語られています。職場の人間関係に悩む人にはうってつけの一冊です。

 

仕事は楽しいかね?《最終講義》

 

最終講義は「人としてのあり方」を軸として構成されています。1と2を読んだ方はぜひ最終講義に臨んでください。