メモの魔力の要約と感想。自己分析にも使える名著

  • 2020年3月21日
  • 2020年4月26日
  • Books

本書のタイトルを見た方はこんなことを考えていませんか?

 

大学生
どうせ「メモしろ」ってことが書かれてるんでしょ?

 

しかし、実際はそんなことはありません。

 

この「メモの魔力」を読めば、メモの取り方以外にも下記のことについて知ることができます。

 

・自己分析のやり方

・目標や夢の見つけ方、叶え方

・結果を出すためのモノの捉え方、考え方

 

そこで今回は「メモの魔力」をかんたんに要約し、内容を掘り下げていきます。

 

メモの魔力の目次

 

メモの魔力の目次です。

 

序章 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない

第1章 メモで日常をアイデアに変える

第2章 メモで思考を深める

第3章 メモで自分を知る

第4章 メモで夢をかなえる

第5章 メモは生き方である

終章 ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう

 

メモの魔力を要約

要点①:メモを取る意味とは?

 

そもそもメモを取る目的とはなんなのでしょうか。

 

本書で述べられている「メモ」は、ただの記憶を残すための手段として用いられる「メモ」とは少し異なります。

 

それは本書で語られている以下の3点からよくわかるかと思います。

 

メモの効用

① あらゆる日常の出来事を片っ端からアイデアに転換できる。

② 対象を「自分自身」に向けることで「自分とは何か」が見えてくる。

 

メモをとる理由

「より本質的なことに少しでも多くの時間を割くため」

 

メモによって鍛えられる能力

① アイデアを生み出せるようになる(知的生産生の向上)

② 情報を「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)

③ 相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)

④ 話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)

⑤ 曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)

 

メモには「記録のためのメモ」に加えて「知的生産のためのメモ」があるのだそうです。

 

メモの取り方次第ではこれらのようにメモをいくらでも“有意義”なものにできるんですね。

 

メモはただ取るものではなく、「なぜ取るのか?」や「取った後、何をするのか?」といったことを考えるのが非常に大切です。

 

要点②:メモの取り方

 

それでは実際にメモを取る際、どのようなことを行うと良いのでしょうか。

 

ここでは本書で挙げられた具体的なメモの取り方について3点ほどご紹介します。

 

(1)ノートは見開きで使う

(2)4色でボールペンを使用する

(3)「記号」を使い分ける

 

もう少し詳しく見ていきます。

 

(1)ノートは見開きで使う(標語、ファクト、抽象化、転用の4つに区切る)

・・・本書ではノートは「書き込む場所が狭いと思考が窮屈になるため」「脳の使い方によって切り分けをするため」などの理由から、見開きで使うことを推奨されています。

また、メモは『標語』(日付など)→『ファクト』(インプットしたこと)→『抽象化』(応用可能なものに)→『転用』(その後のアクション)の順に左から書いていくと良いそうです。

 

(2)4色ボールペンを使用する

・・・メモの内容を「主観 or 客観」「重要 or そこそこ」で場合分けをするため、メモを取る際は色分けをすると良いそうです。本書では「黒」「赤」「青」「緑」がそれぞれ役割を持ったかたちで色分けされた例が紹介されていました。

 

(3)「記号」を使い分ける

・・・「記号」は、メモを見直す際、そのメモが何を表しているのかを示す道具として使われます。仕事かプライベートか。抽象的か具体的か。また、箇条書きの(大)(中)(小)にもしっかりと区別をつけるため「記号」が用いられます。

 

メモを書く際は“内容”だけでなく“ビジュアル”にもしっかりとした「こだわり」を持って書くようにしてみてください。

 

要点③:メモは生き方である

 

最後にメモと向き合う姿勢についてまとめます。

 

前田さんは本書の中でメモを以下のように定義しています。

 

メモ=「創造の機会損失」を減らす道具

 

また、このことがより具体的に語られているのが以下の文章です。

 

「未来において、過去のどの情報が重要になるか」なんて、実際に未来にならなければ判断できません。「明日何が大切な情報になるか」は、今日はわからないのです。

 

確かに、メモを取っている時点でそのメモが将来の自分に有効かどうかなど判断はできませんよね。

 

そのため、メモは「努力して」取るものではなく「無意識に」取るものになっていなければなりません。

 

では、メモを取ることを“習慣化”するためにはどうすればいいのでしょうか。

 

それは次の3つのコツを押さえることで可能になるのだそうです。

 

メモを習慣化するコツ

①テンションの上がるノートを使う
②軽い気持ちで書く
③小さな成功体験を積む

 

せっかく本書を読んでメモをとり始めても継続できなければあまり大きな効果は期待できません。

 

メモをしっかりと自分のものにするためにも、ぜひこれらのコツを実践してみてください。

 

メモの魔力を自己分析に活用しよう(応用)

活用法①:フォーマット「意識の具体化×抽象化」を行う

 

これまで学んだ「メモ術」は自己分析を行う際にも活用することができます。

 

メモの取り方について「ノートは見開きで使う(標語、ファクト、抽象化、転用の4つに区切る)」というものがありました。

 

自己分析ではその中でも「抽象化」の部分に注目します。

 

本書の中で次のような文章があります。

 

「自分の長所」への答えとして、「辛抱強い」と書いたとします。ここで止まっている自己分析は、弱い。ここで一歩踏み込んで、どんな辛抱強さがあるか、具体かします。そして、それらに対して今度は「なぜ?」を向けて、そのインサイトを深掘りし、抽象化してみるのです。

 

メモで「抽象化」の力を身につけておくと、自己分析における深堀りができるようになるんですね。

 

これをフォーマットとして整理したものが以下です。

 

意識の具体化×抽象化

① 自分の意識に目を向ける(具体化)
② Whyで深堀をする(抽象化)

 

ほとんどの人が①のみしかできない中で、②まで行うことができるようになる点が「メモを取る人」と「メモを取らない人」の自己分析の大きな差になるというわけです。

 

活用法②:特別付録「自分を知るための【自己分析1000問】」を使う

 

本書の最後には、具体度によって①〜⑩とレベル分けされた「自分を知るための問い」が計1000問ほど掲載されています。

 

1 なぜ自己分析をするのか、その目的は?
2 現在の自分の「人生の軸」は?
3 自分の夢と向き合うことで、何を得たいのか?

 

また巻末にはSNSで集まった1000人読者さんの「人生の軸」も掲載されています。

 

これらを使って、自分自身の価値観をもう一度見直すことで自己分析がより深まるのではないでしょうか。

 

メモの魔力の感想

感想①:「メモのとり方」にとどまらない本

 

本書を読めば「メモをどうやって取ればいいか」だけでなく「なぜ取るのか」や「取った後の行動」まで理解することができます。

 

メモを取ることの本質的な意味までわかるため、説得力が違います。

 

物事を言語化することの大切さも合わせて理解することができました。

 

感想②:就職活動にも有効

 

本書は自己分析を行う上でもとても大きな役割を果たしてくれる本でした。

 

それまで自分の腑に落ちなかった部分までスッキリと解決できるような「思考力」「抽象化する力」が得られたような気がします。

 

就職活動で自己分析に苦戦しているという方にはぜひおすすめしたい1冊です。

 

メモの魔力の評判

 

メモの魔力は2019年のビジネス書において「年間ベストセラー」にも選ばれるほど人気を集めています。

 

ここで、実際に読んだ方の感想・評判を見ていきましょう。

 

https://twitter.com/misaki_ohana/status/1235936242463682563

https://twitter.com/HkmtVibu/status/1225618693666684929

 

やはり注目されるだけあって、世間の評価はかなり高いようです。

 

メモの魔力 まとめ

 

読む前と読んだ後では、物事に対する見方・考え方を根本的に変えることができるような力を持った1冊です。

 

「メモの取り方なんか人それぞれ」と思っている方は一度、本書を手に取ってみてください!