
今回はそんな悩みを抱える方におすすめの本、「ずるい考え方」を要約していきます。
ずるい考え方を手に入れて、これまでに無いような成果を生み出しましょう。
ずるい考え方 目次
今回ご紹介する「ずるい考え方」の目次です。
第1章 ようこそ!ラテラルシンキングの世界へ
第2章 ラテラルシンキングに必要な3つの力
第3章 最小の力で最大の効果を出す
第4章 相手の力を利用する
第5章 異質なもの同士を組み合わせる
第6章 先の先を読む
第7章 ムダなものを捨てない
第8章 マイナスをプラスに変える
第9章 ラテラルシンキング力を試してみよう
ずるい考え方を要約
要約①:ラテラルシンキングとロジカルシンキングの違い

いきなりラテラルシンキングといわれても、なんのことかわからないですよね。
そこで同じ思考法のひとつであるロジカルシンキングと比較してみてみましょう。
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ラテラルシンキング | ロジカルシンキング |
目的 | 思考の幅を広げる | 筋道立てて論理的に解答を導き出す |
思考の方向性 | 水平思考。考え方の可能性を広げる。物質の要素を集める。本質を考える | 垂直思考。ひとつの考え方を深く掘り下げる。物事を分類・整理する。具体化を考える |
解答 | 唯一に正解はなく、たくさんの解答がある | 基本的に解答はひとつ |
考え方 | 自由奔放に発想する。直感を大切にする。枠組みにとらわれない | 常識的・経験的に発想する。論理を重視する。既存の枠組みに当てはめる |
ロジカルシンキングが論理や辻褄(つじつま)を大切にする一方で、ラテラルシンキングは発想力を大切にします。
そのためラテラルシンキングで物事を考えると、ロジカルシンキングでは出てこないような突飛なアイデアを生み出すことができるというわけです。
また、これから変化の激しい時代に立ち向かう上でこのラテラルシンキングはこれまで以上に必要とされるようになります。
「常識」が覆されてしまえば、また一からロジックを組み立て直さなければならないからです。その点、はじめから常識にとらわれないラテラルシンキングなら、変化に柔軟に対応することができます。
ただし、今のところラテラルシンキングの存在を知る人はそれほど多くないため、身につけておくだけで武器となります。
要約②:ラテラルシンキングに必要な3つの力
では実際にラテラルシンキングを身につけるためには何をすれば良いのでしょうか?
実は、ラテラルシンキングに必要な力は以下の3つに分類することができます。
② 抽象化する力 〜物事の本質を見抜く〜
③ セレンディビティ 〜偶然の発見を見逃さない〜
それぞれ詳しく見ていきます。
1つ目の「疑う力」は思い込みや先入観を排除するための行動です。

と、常識を疑う目を持つことで自由な発想を手に入れることができるようになります。
2つ目の「抽象化する力」は言い換えると“物事の本質を見抜く力”のことです。

と、物質の機能や役割といったものが何なのかを考えることが発想を広げることにつながるのだといいます。
3つ目の「セレンディビティ」は、「偶然を偶然として無視しない力」と定義されています。

こうした考えを常に持ち続けていると、日常の何気ない発見をアイデアに活かすことができるようになります。
以上3点「疑う力」「抽象化する力」「セレンディビティ」がラテラルシンキングを行う上では欠かせません。
要約③:ラテラルシンキング力を試してみよう
本書の最終章(第9章)には、それまでに学んだラテラルシンキングを使って行う演習問題とその模範解答がいくつか用意されています。
Q1 山間のひなびた集落に、1軒のホテルがありました。このホテル、かつては“田舎”の雰囲気を味わいたいと、都会から多くの人が訪れましたが、最近になって予約数が激減していました。それもそのはず。ホテルのある集落と最寄りの町とをつなぐバス路線が廃止され、交通の便が極端に悪くなったのです。おまけに、ホテルの付近にはコンビニもスーパーもないため、不便で仕方ない。温泉や名所でもあれば、PRのしがいもあるのですが、そうした「目玉」もありません。さて、あなたならどうしますか?
これらの演習問題を使って、より実践的にラテラルシンキング力を試し、鍛えてみてください!
ずるい考え方の評判と読者の感想
ここからは今回ご紹介した「ずるい考え方」の世間の評判をみていきます。
まだ途中だけど
読み始めてすぐに
あ、楽しい本だ
ってなった固定概念を打ち破る最強の言葉
【なぜ?】鉛筆の本質はなんでしょう?
この問いに
ん?( ´_ゝ`)鉛筆の本質?
ってなった自分に焦る"ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門"(木村尚義 著)https://t.co/LK7dFyDiov pic.twitter.com/r8wbwpwV7i
— のび。 (@nooobiii3) December 23, 2019
面白かった!様々な解決策や方法があるんだな。
ただ考え方が述べられてるだけでなくジョブズの話も書かれていて「Connecting The Dots」の点を増やす作業も大事だと再確認。
これを実生活に活かす。
"ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門"(木村尚義 著)https://t.co/1MUAbVWWuX pic.twitter.com/S6Y4PTh1KV— 英雄(hideodayo.com) (@hideodayo_) January 2, 2020
木村尚義さんの ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門 #読了
物事を垂直に掘り下げるロジカルシンキングと違い、前提を疑ったり思い込みを取り払ったり、水平に思考をずらして考えていく発想法が紹介されている
無駄な努力せずスマートに解決できるかもよ?https://t.co/JUm961YDhi pic.twitter.com/4GzPWjIEQF
— 読書家の長尾さん (@wildwest_kazya) February 19, 2020
読者からの評判はかなり良いようです。
ずるい考え方を書評
イラストやコラムを交えがらの説明だったため、短い時間で読み進めることができました。
これから先、会社など組織でアイデアを求められた際、重宝する1冊になると思います。
また、就職活動においてGDやケース面接にも応用できるようなノウハウも掲載されていました。
最終章で実践的にラテラルシンキングを活用する問題も用意されているので、時間がない方はその部分だけでも目を通しておくと良いと思います。
ずるい考え方 まとめ
「ずるい考え方」は誰でも楽しめますが、次のような方に特におすすめです。
・真面目に物事に取り組んでもなかなか成果が出ず悩んでいる人
・ラテラルシンキングとは何か、使い方まで知っておきたい人
・発想力を鍛えたい人
この本を読めば、今までの考え方に明かな変化を起こすことができます。
ぜひこの機会に手に取ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。